VPNのメリットと、普及が進んでいる例をご紹介します。
従来、東京にある本社と札幌にある支社などのように、遠く離れたLAN同士を接続するためには、その会社専用の通信網を利用していました。
しかし、こうした専用線は導入費用が高価で、中小企業やSOHOが利用するには無理があります。
ところが、ADSLやFTTHのような安価で高速な常時接続が急速に普及したため、高価な専用線ではなく、低コストで、しかも速く、安全というVPNを導入する企業が増えています。
専用線をVPNに切り替えるケースも少なくありません。
たとえば、企業のグループ間のLANをVPNで結んだり、コンビニエンスストアやファミリーレストランなどの売り上げデータを集計して送信するのに使われているケースがあります。
このように述べると、インターネットで重要なデータを送受信していいのかどうかを心配されるかもしれませんが、VPNのメリットはデータを安全に送受信できるというところにあります。
インターネットでは、電子メールの盗聴やネットワークへの不正アクセスなど、常に危険にさらされた状態にあります。
こうした状況でデータを送受信するにはメールやファイルを暗号化するなど、面倒な作業が必要になります。
ところが、VPNでは、データを暗号化してやりとりするため、盗聴や不正アクセスなどを防ぐことができます。
VPNを利用すると、LANとLANを接続してお互いのネットワークのファイルなどを共有できるようになります。
札幌支社から東京本社のプリンターで印刷するということが可能になります。
しかし、重要なファイルはアクセス制限を設定しておかないと、どこからでも誰にでも丸見えの状態になってしまいます。
ネットワーク上でアクセス制限など、システムを管理するにはサーバーを用います。
そのためVPNのりようにあたっては、自社のネットワーク構成をしっかりと固めておく必要があります。